元引きこもりの俺の経歴(4)
part4
そこの施設の方々は職員さんも利用者さんも本当ならいい人達でこんな俺を受け入れてくれた。
王のような風格が漂う方・俺の兄と呼べるような方・TVやアニメにめちゃくちゃ詳しい方・凄く美しく、気さくな方。
本当に楽しくて、充実した毎日をそこでは過ごせた。
コミュニケーションは日々磨かれ、人が好きになっていくのが分かった。
あ、そうそう。このブログを書いていて、年齢はバラバラなのに何故あんなにみんなを好きになったんだろう?、と疑問に思ったので少し考えてみた。
多分、自分は引きこもりというある意味障がいみたいな物を抱えているのに対して、その方々も別の障がいを抱えているのが今思えば仲間意識が勝手ながらあったのかもしれない。ひどいかな?笑
楽しい日々はあっという間に過ぎ去り、もう1年が経っていた。
俺以外の人は卒業して行ったけど、また新しい人達が4人入ってきて、全然雰囲気が変わった。
最初の4人と後の4人。
どっちもすっごい楽しかったけど、やっぱり最初の4人の人達と出会えて本当に良かったと思う。
4人の卒業の日は家に帰った後風呂場で泣いてしまった。笑
でもその泣く経験が「俺が人に対して本気で向き合えた」という確認にもなったので、自信にも繋がってると今になっている。
そしてその時から、人に対して何かを上げたいという思いが沸沸と出てきたのかなって思う。
続く。