定規の日記

色んな思った事を書くだけ

元引きこもりの俺の経歴(5)

part5

 

新たに入った4人とも凄く楽しい日々を過ごさせてもらった。

そして、ある職員さんが将来について考えようと個人面談を誘ってきた。

そこの施設の職員さん達の利用者に対する対応、一緒に過ごしてきた利用者さんを見てきて、何か人と関わる仕事がしてみたいと職員さんに伝えたら、車に乗せて色々回って施設を見せてくれた。

生活介護、自立訓練、就労継続支援A型&B型。

そして実際に生活介護でボランティアとして職員さんの手助けをする事になった。そこは中々病状が重い人達がいる所で、脳性麻痺の人も居た。

毎週火曜日に行って、散歩の同行や将棋の相手をしながら利用者と会話をしたりクリスマスパーティーの手伝い等をやらせてもらった。

そこで人に喜んで貰う事の嬉しさや利用者と一緒に何かをする楽しさを知れた、今でもあの時の経験は生きていると思う。

そして、俺もついに施設の卒業の日を迎えたがまだ仕事が出来る心身ではなかったので、何処かに通える所を探してもらった。

そしたら、家から歩いて数分の所にある地域活動支援センターというものがあるのを見つけてきてもらった。

そこはカフェも営業していて、障がいを持った人達も社会の一員として働く場所を提供しているという事で体験を3回ほどしてすぐ通う事になった。

そこは以前の施設とは雰囲気も違く、通っている利用者も全く異なる人種だった。笑

でも、めちゃくちゃ楽しく通えている。現在もそこは通っていて、もう一年以上は経つ。

そこである利用者に出会い、デイサービスの仕事を紹介してもらった!。

でも、そこの施設長が言うには働くのはいいけど何か資格があった方がいいかもねと言っていて、現在は「介護職員初任者研修」という介護福祉を仕事にする人に取っては登竜門と言える資格の取得を目指している。

その資格は少しだけだが障がいに関することも学べるので、今まで関わってきた人達の事も学べてとても楽しい。

 

3年ちょっとで引きこもりからここまで成長出来たのは田川さんや施設の方々など出会ってきた人達のお陰なのは言うまでもない。

その人達に何か恩返しがしたいから福祉の仕事にしようと思ったのかも知れない。すぐ辞めるかも知れないし、何十年と続ける仕事かも知れない。

このブログで何が言いたいかというと、こんな俺でも外に出てこんな仕事がしてみたいという思いになれたのだから、皆も何か見つけられるんじゃないかと思った。

仕事でも趣味でもなんでもいい。

夢中になれるものを見つけたら人生がもの凄く豊かになる。

今は引きこもりでも大丈夫。

一歩踏み出せば、絶対誰かが手を差し伸べてくれる人がいる。

俺はそう思う、そう思いたい。